【アメリカの学校】子供たちの長い夏休みの過ごし方

今日は、アメリカの学校に通う子供たちの夏休みについての記事です。
アメリカの夏休みは5月下旬から8月中旬まであり、とても長く、親御さんの悩みでもあります。

主にPre-SchoolやElementary Schoolに通う子供の夏休みについての記事になります。
この記事はこんな方にお勧めの記事になります。

  • これから子供とアメリカ移住・転勤する方
  • アメリカ在住で子供の夏休みの過ごし方を悩んでいる方
  • アメリカの子供たちの夏休みについて学びたい方
目次

サマーキャンプ

アメリカでは学校の学期末(年度末)は5月後半になります。
そして、新学期が始まるのが大体8月中旬くらいからです。ということで約3か月の夏休みがあります。

ただ、親たちは働いているケースがほとんどです。そして、日本のように子供だけで留守番させるというのはアメリカでは法律で禁じられています。(事件に発展してしまうため)
州により異なりますが、14歳以下(10歳以下など)を親のいない家に留守番させることは禁止されています。

とはいえ、3か月間毎日ベビーシッターを雇い続けていたらとんでもない費用になります。

このような状況から、アメリカでは夏休みとはいえ、サマーキャンプというなの「授業」のようなサービスがあります。

サマーキャンプといっても多種多様ありますので、見ていきましょう。

デイケア

日本で言うところの所謂託児所です。基本屋内で絵を描いたり、勉強教えてくれたり、運動したり・・・という内容になりますが、割と料金は高めになります。

但し、料金が高い代わりに時間の融通が利きます(朝早くから夕方までなど・・・)

従い、基本的に両親フルタイムの共働きで子供を5時前にピックアップできない、という方は大体デイケアに入れるしか選択がないケースが多いです。

体験型サマーキャンプ

お住いの地域の名前とSummer Camp、子供の年齢を入れて、Google検索しますと、いろんなサマーキャンプ情報が出てきますが、その中でも面白いのが、この体験型です。例えば、「泥で遊ぶ」、「科学の実験をする」、「虫を捕る」などなど、子供たちにいろいろ体験をさせたいときにはオススメです。

アメリカでは子供には小さいころからいろんな経験・体験をさせたい、という親が非常に多く、勉強を詰め込むよりもこの体験を重視する傾向にある為、体験型サマーキャンプというのは非常に人気があります。

尚、サマーキャンプは通常の学校とは違い、「今日はこのサマーキャンプに参加して、来週はあっちのサマーキャンプに行かせよう」というように、日替わりでいろいろなところに行くこともできます。

テーマ設定されたサマーキャンプ

その他には、テーマが決まっているサマーキャンプもあります。例えば、「テニス」、「水泳」、「サッカー」などです。大体、このようなサマーキャンプは3か月もなく、数週間のケースが多いですが、一度申し込むと基本毎回参加するという流れになります。

ただ、夏休みの間に「テニスを上達させたい!」、「泳げるようになりたい!」という目標がある方などにはオススメです。

こちらも人気のサマーキャンプです。アメリカでは特に10歳以下(州により異なる)などの場合には、
基本親がいないと外で遊べません。(誘拐などの事件に巻き込まれるため、そもそも親が子供だけで外で遊ばせない)
そのため、子供が運動する機会が少ないため、サマーキャンプで運動させようと考える親も多いようです。

教会

アメリカでは、大体各地域の教会の中には学校(私立)を運営している教会があります。そのような教会ではサマーキャンプということで子供たちを預かってくれ、絵を描いたり、勉強したり、時には近所の動物園、水族館、プールなどに遊びに連れて行ってくれるプログラムを用意しています。大体$50/dayで、預かってくれるのは6時間程度です。

ただ、教会系の私立学校では通常はもちろん教員免許を持った教師が教えてくれますが、サマーキャンプの場合には特に小さいお子さんを預けているクラスなどでは教会関係者や教会に所属している学生バイトの方などが対応する場合が多いため、質の高いサービスを受けられるのかはやや疑問です。(個人的意見です)

尚、キリスト教徒でなくても通えます。また、私立なので公立学校より高くなりますが、サマーキャンプだけでなく通常の学校も教会系の学校に通わせたい、という場合には通わせることはできます。(キリスト教徒である必要はありません)

パークディストリクト

パークディストリクトを日本語でなんと表現していいのかわかりませんが、町内会とでもいうのでしょうか。

お住いの地域ごとにパークディストリクトがありますので、お住いの住所とPark Districtといれて検索すればご自分がどのパークディストリクトに所属しているのかわかります。

そのお住いのパークディストリクトのホームページに行くと、サマーキャンプをやっている場合が多いです。

公共サービスになる為、その他サマーキャンプと比べると非常に安い傾向がありますが、一方、預かってくれる時間が短いため、この点は注意が必要です。

ちなみにパークディストリクトでは、(パークディストリクトによっても異なりますが)水泳教室や、バレー教室など子供のお稽古を提供しているところがあり、これが非常に安価なサービスなのでオススメです。
ぜひ、お住いの地域のパークディストリクトのお稽古を調べてみてください。

こんな夏休みの過ごし方も!?

また、日本人家族或いは日本人ハーフのご家族で意外と人気な夏休みの過ごし方があります。

それは、夏休みに突入したら、片方の親が子供を日本の祖父母のところへ連れて行き、そこで日本の学校へ1~2か月通わせる。そして、学校登録だけしたら、親はアメリカに帰り、あとは祖父母に子供の面倒を見てもらい、2か月くらいしたらまた親が迎えに行き、一緒にアメリカに帰ってくる、というプランです。

このプラン。まず、親からすれば自分の親に親孝行できます(祖父母にとって孫はかわいい、という前提です)。
そして、アメリカのサマーキャンプは大体日当たり$50くらいするケースが多いため、約2か月もサマーキャンプに通わせるくらいであれば、航空券買って日本に行く方が安い、という場合もあります。(あるいはほとんど費用差ない)

ただ、2022年6月現在では航空券がものすごく高騰しているので難しいかもしれませんが・・・

このような方法もあるので、今後ご検討されるのもいいかもしれません。

まとめ

日本では特に小学校高学年くらいからは夏休みになれば、塾に行って勉強させよう!という考えの親が多いと思います。

アメリカではそのような考えはなく、むしろ、「子供のうちにいろんな経験をさせてあげたい」という思いが非常に強いです。

そのため、いろんな種類・内容のサマーキャンプがあったり、夏休み中も週末にはいろんなイベントが各地で開かれてます。ですので、ぜひ、「Summer Camp near me」などで検索して頂き、いろんなサマーキャンプにお子様を参加させてみるのも、子供にとっては非常に貴重な経験であり、良い刺激になると思います。
特に駐在員の方など、一時的にアメリカに住んでおられる方には、体験型サマーキャンプのようになかなか日本では経験できないことをお子様に経験させてあげるのがいいかもしれません。

それでは楽しい夏休みをお過ごし下さい!See you soon!

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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