以前、【資産運用】アメリカで家を買う~購入の流れ(概要)~という記事を書かせて頂きました。
現在、アメリカは住宅ローン金利が急騰している中、住宅価格もまだ下げ幅が低いです。
我々家族はこの夏他州に引っ越しするのですが、この市場環境から一旦、アパートに引っ越しをし、市場環境を見つつ、家を吟味して探そうということにしています。
ということで、兎に角この夏引っ越しをしなければならない状況です。
調べていく中でアメリカでは色々と引っ越し方法があることがわかりましたので、皆様に共有させて頂きます。
この記事は以下のような方々に役立つ情報となっています。
- アメリカ国内引っ越しを検討されている方
- これからアメリカに移住される方
- アメリカの引っ越し事情を知りたい方
それでは早速、ご紹介していきます。
最初に
日本の学期末は3月です。ですので日本が引っ越しで忙しいのは3月だと言われています。
アメリカでは学校の学期末は地域により多少異なりますが、5月~6月で夏休みが8月ごろまで続きます。
そのため、アメリカ人はこの5月~6月から、新学期が始まる8月までの間に引っ越しをする人が非常に多いです。
このタイミングに合わせて、住宅価格も3月頃から9月頃までは高めで、9月を過ぎると少し住宅価格も下がります。
そして、引っ越し費用もこの5月~8月の間は最も高くなってきます。
当記事ではおおよその概算コストを記載していますが、時期や地域、貨物量などにより異なりますので、
この点はご留意ください。
引っ越し業者
まずは、日本国内引っ越しでもおなじみの所謂、引っ越し業者を使う、という方法があります。
サービスも多岐にわたり、顧客がすべて梱包し、業者が梱包した貨物をトラックに積んで、目的地まで運び、新居に貨物を入れる、というところまでのサービス。ほかにも梱包から何からすべてやってくれるサービスなどあり、予算に合わせてサービス内容変更が可能です。
但し、これは概算ですが、400マイル(640km)の引っ越しで、荷物を積んで運んでもらうだけのサービスで大体、$4,000(約52万円)くらいします。これはアメリカの引っ越し屋さんを使った場合ですので、日系企業の引っ越しサービスを利用するともっと高いと思います。
ちなみに有名な引っ越し業者としては下記のような会社があります。
尚、上記した、日通(Nippon Express USA)はアメリカで有名ということではないですが、日本の方であれば日本語対応の方がいい、という方もいると思い、記載させて頂きました。
引っ越し業者はGoogle検索すれば本当にたくさん出てきます。少し高いところもあれば、信じられないほど安いところもありますが、基本安いところはサービスが悪いという噂です。物が盗まれたり、壊されたりするようです。。。ですので、引っ越し業者を利用される際はコストだけを見て決めない方がよさそうです。
トラックを借りる
続いては、トラックを借りる、です。要はトラックを借りてきて、自分たちで荷物を積む。そして、自分たちで運転していく、というものです。
一番有名なところですと、U-Haulという会社があります。
アメリカにお住いの方であれば以下のようなU-Haulのトラックをフリーウェイや道路で見かけたことがあると思います。多くのアメリカ人が利用している、引っ越し用トラックの最大手です。
以下のようにピックアップトラックから小型トラック~大型トラックと家族サイズに合わせていろんなタイプが
選択できます。例えば、高校卒業して大学の寮に引っ越す学生さんも、Vanを借りたりして引っ越します。
このU-Haulですが、20′ Truckで移動距離400マイル(640km)で、8月借りる前提で見積もりを取ったところ、$1000(13万円くらい)でした。但し、段ボールやガムテープ、包装紙、などもオプションで購入できます。
一般のお店で買うよりは、このような小物も安く買えます。
また、この金額で4日間程度借りれて、引っ越し先の最寄りのU-Haul店舗でトラック返却できます。
さらに、U-Haulではトラックの積み込み・荷下ろしの際、手伝いをしてくれる業者を雇うというオプションも選べるので、他の人の手助けが必要という場合には付けられます。これは大体3名のお手伝いさんを3時間雇って$200~$300くらいになります。
私たち家族はこの夏このU-Haulのトラックを借りて引っ越しすることにしました。対してたくさん荷物がないのであればおススメです。或いは、たくさん家具あるけど、ボロボロであれば捨ててしまって、新居に行ってから新しい家具を買うというのも賢明かと思います。
コンテナを借りる
続いて、コンテナを借りる、です。
日本にお住まいの方ですと、ピンとこない方も多いと思います。
人気な会社としては、PODSという会社があります。
以下のようなコンテナを借り、自分たちで荷物を積み込み、積み終わったらコンテナを回収してくれます。
そして、そのままコンテナを新居まで運んでくれます。
新居到着後は、また自分たちでコンテナから荷物を出し、すべて出し終わったら空のコンテナを回収してもらい、
終了となります。
以下のようにコンテナサイズもたくさんあります。また、コンテナに荷物を積んでから、新居に運ぶ代わりに、
しばらくコンテナごと預かってほしいという場合にはPODS社の倉庫で保管してくれるというサービスもあります。
さらに積み込み時や積み下ろし時も最大3日間くらい猶予くれますので、少しゆとり持って積み込みや荷下ろしができます。
このPODSは16-Footコンテナを借りて、400マイル(640km)の移動で大体、$2000-2500くらいです。
但し、ガソリン代なども含まれるため、U-Haulと比べても自分で運転しなくていいので少しお金に余裕があれば全然こちらのサービスもおススメです。
PODSはアメリカ人の友人に紹介してもらい、見積もりを取りました。近年アメリカでもかなり有名になっているサービスで利用されている方も多いようです。但し、アパートやタウンハウスなどに住んでおられる方はコンテナをドライブウェイや駐車場に数日置いていいのかどうか、コミュニティーやアパート管理会社へ問い合わせする必要ありますので、この点はご注意ください。
まとめ
今回は上記の3種類の方法をご紹介させて頂きました。
会社が費用を一部でも負担してくれるという引っ越しの場合にはやはり引っ越し業者へ依頼されることをおススメします。やはり引っ越し屋はプロですので、安全ですし、家の中まで運んでくれるので楽ですよね。
また、トラックを借りる or コンテナを借りる、についてですが、
近距離引っ越しの場合にはトラックを借りる方がおススメです(運転も苦になりませんし、ガソリン代も対してかかりませんので)。一方、アメリカは国土が広いです。長距離を引っ越す場合にはコンテナを借りる方をおススメます。
長距離移動の運転して、到着してから自身で積み下ろしするのは疲れますよね。
いかがでしたでしょうか。とにかくアメリカは国土も広いですし、距離や地域などによってもベストな引っ越し方法異なります。いろんな会社から見積もりを取って、コストやサービスを比較されることをおススメします。これから、皆様のアメリカ国内引っ越しのお役に立てれば幸いです。