こんにちは♪
商社でアメリカ駐在をしていた私が、現地就職をする際に気づいた点をご紹介させて頂きます。
今後、アメリカで就職 or アメリカ現地転職を検討されている方におすすめの記事です。特にこれまでアメリカ現地採用としての勤務経験がない方にはオススメの記事になりますので、是非ご覧ください。
それでは早速見ていきましょう。
バックグラウンドチェック
まず、アメリカ現地就職する場合、アメリカへ駐在員として赴任するときとは異なり、高い確率でバックグランドチェックがあります。
これは、「採用する人間は本当に履歴書通りの学歴・経歴なのか?」「薬物依存などしていないか?」などの確認を行うもので、多くのアメリカ企業は大体外部委託会社を使って調査します。
そんな方はいないと思いますが、違法薬物を服用されている方はすぐにやめた方がいいです。
ちなみにこのドラッグテストは、調査会社提携先の指定医療機関へアポイントを取り、尿検査にいかないといけません。費用は企業側が負担してくれるので、受ける人が払うものはありません。
また、学歴や職歴の確認については、調査会社からの質問票を記入して提出します。そこには勤務経験のある会社やコンタクト先情報を記載する必要があり、記載したコンタクト先へ調査会社から連絡がいき、本当に働いていたのか確認します。
また、学歴については最終学歴の学校の卒業証明書の提示を求められますので、出身大学などの学校へ卒業証明書(英文)を提出することになります。私は時間がなかったので、卒業証書の写真を見せて許してもらいました。笑
また、私は職歴の入社日を間違えて記入してしまったため、調査会社から「企業側とあなたの言っている入社日が違うがなぜですか?」という問い合わせがあり、単純に「私の誤記です」と説明しました。
ベネフィット
アメリカではベネフィットと言いますが、所謂、日本企業で言うところの福利厚生です。
こちらも企業によりいろんな福利厚生がありますが、特に企業が加入している医療保険に従業員も加入できるのですが、この企業提供の医療保険については、会社によっては「入社日から90日後に加入」といったような条件を付ける会社がありますので注意が必要です。
ご存じの方も多いと思いますが、アメリカは医療保険が適用されないと医療費がものすごく高額です。これで破産する人もいます。
ですので、このように「入社日から90日後に加入可能」という条件付きなのかどうかは、採用段階で企業側に確認しておいた方がいいと思います。
そして、もし、「入社日から90日後に加入可能」という条件がある場合にはこの空白の90日間をカバーするために個人で保険に入る必要があります。
ただ、アメリカは保険料も高いです。勤務先が提供してくれる医療保険に入る場合、会社によりますが、全額会社が保険料(月々の保険料金の支払い)を負担してくれる会社もあります。負担してくれない場合でも全額すべて自己負担という企業はあまり多くないと思います。
ただ、この「入社日から90日後に加入可能」ということになった場合、自分で加入しますが保険料はピンキリですが、それなりの保険に入ろうとすると90日間で4人家族で$1000以上します。もちろん、選び抜いて90日間だけ最小限の医療保険に加入すれば$300 – $400くらいの保険も見つけることは可能です。
その他ベネフィットについて
大体、契約内容に記載されているベネフィットは、一般的なものや主要なベネフィットが記載されいます。
ただ、企業によってはその他細かいベネフィットを提供している会社もあります。例えば、以下が一例です。
- コストコの会員費用を会社が負担してくれる
- Managerクラスになると会社が自動車を支給してくれる(リース)
- ケータイは会社支給
このように一見地味ですが、意外と生活コストとしてかかってくる部分を実は会社が負担してくれるケースもありますので、面接やベネフィットの確認時に「ちなみにベネフィットの中で社員に人気のベネフィットはありますか?」と聞いてみるのもいいかもしれません。
転勤を伴う場合
また、転勤の可能性があるアメリカ企業に就職する場合、転勤時の条件をあらかじめ聞いておいた方がいいかもしれません。
企業によって、引っ越し時の補助金の金額に差がありますし、転勤時に何か手当てが出る会社もあります。
あらかじめ、転勤の可能性がある企業で働く場合にはぜひご確認されることをおすすめします。
以上となりますが、今後も何か気づいたことがあれば記事を更新していきます♪