こんにちは♪
今日はアメリカで働くためのビザは!?をテーマに記事にしました。
但し、アメリカのビザの種類はたくさんあり、いろんなブログで細かい紹介がされていますので、今回は私の経験も交えて、「日本で働く人」、「日本の駐在員」がアメリカ現地就職する場合の現実的なビザの種類について記事にさせて頂きます。
もちろん、グリーンカードが抽選や結婚などで取得できればビザの問題などなくなりますので、この記事ではグリーンカードに関する内容か活用させて頂きますが、以前グリーンカード抽選については、
「【超簡単!!!グリーンカード抽選を自分で申し込む方法】~自分で申し込めば無料~」という記事を書かせて頂きましたので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
それでは早速ご覧ください。
注意:ビザの申請などに関する正確な情報は移民弁護士にご相談ください。
Lビザ
まずは駐在員ビザとして有名なビザの一つ、Lビザになります。
Lビザは、日本の会社がアメリカの関連会社に社員を派遣する場合に使われるビザです。L1ビザには
1) 管理者・マネージャーに発行されるビザと、
2) 専門知識を持っている者に発行されるビザ
の2種類があります。
尚、Lビザのポイントとしては以下があります。
- ビザ申請者はビザ申請直前の3年間のうち最低1年以上(特別な場合は6ヶ月以上)日本の親会社に勤務していることが必要
- ビザの期限については、管理者・マネージャーに発行されるL1ビザの場合、最初3年、その後2年の延長、さらに2年の延長ができますので、合計7年間滞在できます。
一方、専門知識を持っている者に発行されるL1ビザは、最初3年、その後2年の延長ができますので、合計5年の滞在が可能です。
まず、上記の1つめのポイントですが、ビザ申請直前の3年間のうち最低1年以上は日本の親会社で勤務していないといけません。従い、日本のある企業に1年以上働いている方がLビザを申請するなら問題ありません。
但し、もし、現在違う企業で働いていてこれから転職とともにLビザをサポートしてもらう、、、ということはできません。厳密にいえば、Lビザサポートはしてもらえますが、その場合まずは日本に帰ってその転職先企業で1年以上働いてから、Lビザ申請をするという流れになりますので、ずっとアメリカで働きたいという方からするとこの点は注意が必要です。
また、上述の2目のポイントですが、ご覧の通り、「管理者・マネージャー」としてビザ申請するのか、「専門知識を有している者」として申請するのかで、ビザによる滞在許可の期間が異なります。
ただ、注目すべき点としては、どちらの場合でも、5年~7年しかアメリカ滞在はできず、それ以上のビザ更新は認められません。従い、アメリカでずっと働きたいという方にとってはLビザというのは選択にはならないと思われます。
但し、Lビザで米国滞在中にグリーンカードが取得できるのであれば話は別ですが。。。
Lビザというのは一般的な「駐在員ビザ」と言われていますが、上記のように用件がありますのでご注意ください。要はアメリカからすると「駐在員なんだから期間も限定的だし、経験・知識がある人が来るのは当然だよね」という考えのもとこのような基準になっています。
ちなみに大手企業(特に商社)では「トレーニー(研修生)」として若手を海外に半年~1年程度派遣する人事制度がありますが、トレーニーはほとんどがLビザです。但し、若手社員なので「こいつは経験・知識豊富なのか?」ということでたまにビザ申請が却下されるケースもあります。
Eビザ
続いて、E1/E2ビザについて。
Eビザとは、アメリカ合衆国と通商航海友好条約締結国の国民に発行されます。
細かい条件はいろいろありますが、スポンサー企業の株主50%以上が日本人 or 日本企業であることも条件になっています。これに加えて以下のような条件もあります。
また、E1ビザというのは貿易ビザで、通商航海友好条約締結国との貿易を目的として渡航する人に許可されるビザになり、貿易規模は数億円以上の規模でないと厳しいとも言われます。
E2ビザは投資ビザで、E2ビザのスポンサー企業がどれくらいアメリカに投資をしているのか、総資産額などにより許可されるビザになります。
また、私が思うEビザのポイントは以下になります。
ちなみに私は駐在員時代も、現地就職してからもこのEビザでした。
同僚でLビザの方がいましたが、頻繁にビザ更新があり、且つ、延長にも制限があったので大変そうでした。
H-1Bビザ
アメリカで現地採用で就職する場合、上述したLやE以外のビザも一応選択枠にはあると思います。
例えば、H-1Bビザというものがあります。このH-1Bビザも有名ですが、このビザは毎年3月くらいに応募して、その年の10月に抽選で決まる・・・というものです。
10年以上前までは抽選するほどでもなかったと聞きますが、今は新興国の方々が人生のすべてをかけて、H-1Bへ応募しているため、応募が溢れかえっているということです。
特にインド人は母国でソフトエンジニアになる為の大学へ行くなどして、そこからH-1Bを取ってアメリカに渡る、というのが人生のサクセスルートになっているようです。
まとめ
アメリカはいろんなビザの種類がありますが、私がこれまで現地就職を狙い、活動をつづけた結果、結論として、
現実的なのはE1/E2ビザをサポートしてくれる企業を探すことです。
ということは、E1/E2は通商航海友好条約締結国でないとなりませんので、日系のアメリカ企業に就職ということになってしまいますが、正直これが一番無難です。
H-1Bについては誤解なきよう補足しますが、絶対サポートしてくれないわけではないと思います。私が文系で且つこれまでのキャリアが営業でしたので、あるアメリカ企業からは「H-1Bビザはサポート可能だけどエンジニアにしかサポート出さない」とも言われたことがあります。従い、逆を言えば、エンジニアであればH-1Bサポート受けられると思います。
そして、アメリカ人移民弁護士とも何度か話をしましたが、日本企業はEビザを出すけど、グリーンカードサポートをしてくれる企業は少ない、とも言っていました。アメリカ企業の場合、H-1Bをサポートして、優秀であればすぐにグリーンカードサポートをしてくれる(少なくとも日系企業よりは)という情報も頂きました。
この記事が皆さまのお役に少しでも立てれば幸いです♪