【アメリカ駐在から現地転職の壁】~駐在から現地採用は難しいのか!?~

Photo by Edgar Colomba

こんにちは♪

今日はアメリカ駐在員が現地採用に切り替えるときに障壁となる「壁」について、記事にします。
これらの「壁」があるから難しいとか、ネガティブな意味ではなく、これらの「壁」としっかり向き合い、
諦めないことがすべてだと思います。

この記事は以下のような方におすすめです。

  • アメリカ駐在中で現地転職を考えている方
  • 将来的にアメリカ駐在をし、現地転職を目指している方
  • 将来アメリカで暮らしたい方

それでは早速、ご覧ください。

目次

1.家族

まず、ご結婚している方であれば、駐在員の立場から現地採用される際に、奥様・旦那様の反対や子供たちの反対があるかもしれません。特に駐在員であれば手当も手厚いので、物価の高いアメリカでもお金に困ることはありませんが、
これまで駐在員中に得られていた厚遇と同じレベルの待遇を受けて、現地採用するというのはかなり難しいです。

そのため、家族の合意を得る必要があります。これは人それぞれ、家族それぞれ考え方があるので、私からの助言はなかなか難しいですが、家族の反対を押し切って決めるということは止めた方がいいと思います。
あとで必ず軋轢が生まれると思います。

また、「壁」ということで、家族を挙げましたが、日本にいる家族も対象です。ご両親や兄弟姉妹、親戚など、これもそれぞれの家族で、色んな在り方がありますので、一概には言えませんが、日本にいる家族からも合意は得ておいた方が後々トラブルにはならないと思います。

特に夫婦や子供と現地転職する場合にはじっくり話し合う必要があり、全員が同意したうえで、活動を進めるべきなので、かなり前から家族で話し合いをして、転職活動を開始した方がいいです。具体的には少し余裕見過ぎかもしれませんし、家族によって話し合いの時間は異なりますが、話し合いは実際に転職する1.5年~2年前くらいから始めるくらいがいいと思っています。

2.就労ビザ

以前、アメリカの就労ビザについては記事を書きましたので以下に記載の関連記事をご参照下さい。

アメリカ移民局がルールを改訂する可能性もありますので、常に最新の情報はご自身でご確認をお願い致します。
2年ほど前に私が調べ、経験したところで行くと、日本人が就労ビザを取って現地転職・就職するのに現実的なビザは
E-1 か E-2ビザです。これは日米間の協定によって発行されるビザで、日本人に発行されるビザです。

その他いろいろなビザがあり、特にH1-BやLビザというのもありますが、これらはビザに期限があり、長くアメリカで暮らしたい、という方には不向きです。一方、E-1 やE-2ビザは、ビザ更新はしなければなりませんが、ビザ更新する限り、期限が何度でも延長できるビザです。

このビザの種類を調べていくと、おのずとどういった企業を狙って採用を受けていけばいいのか見えてきますので、狙いが定まればあとは諦めずに見つかるまで行動あるのみです。行動力がすべてだと思います。

3.現地転職活動

駐在員の方で、「アメリカに永住したいな~」と言いながら、日本へ帰任される方はたくさんいらっしゃいます。
それは言っているだけで本当はさほど本気でアメリカに永住したいと思っているわけではないかもしれません。
或いは、本気で永住をしたいと思っていたけど、思うような転職先が見つからずに諦めて帰任される方などいろんな理由があると思います。

ただ、本気でアメリカ現地転職したいのであれば、まずはMicrosoftエクセルで生活費の洗い出しをして、どれだけの収入があれば今後の生活が成り立つのかというリストを作成し、年収を入れるだけで、計算結果が出るような表を作りましょう。

そのうえで、狙いを定めた年収に絞って、転職活動を開始です。
ただ、アメリカの場合、州や地域によって生活費が大きく異なりますので、特定州だけでの転職を考えている方以外はこの州や地域の物価の違いというのも調べるべきです。
さらに補足しますと、州を1つに絞った転職活動というのはかなり成功確率を下げると思います。

あとは、ひたすら転職活動をして、絶対に諦めないことです。

私は転職サイトに登録して受けただけではなく、多くの友人に依頼して友人の伝手で面接を受けさせてもらったり、自分で各企業の問合わでコンタクトしたりと、現地採用の可能性が高まりそうなことはなんでもしました。どうせ断られても一生会うことのない人たちと思って、ガンガンやっていました。笑
あまり聞いたことのない企業からも断られたりすることもあるかもしれませんが、まったくヘコむ必要ありません。気にせず、とにかく諦めず行動をし続けることが肝要だと思います。

4.まとめ

アメリカの駐在生活は有限で、「永住したい!!」と思った時には帰任時期が近い、、、ということが起こりえますので、アメリカで今後も暮らしたいと思ったら即行動した方がいいです。

結果的に「やっぱ永住やめよう」と思ったら、転職活動を止めたり、採用を断ればいいだけなので、とにかく時間が有限なので転職活動は1年以上前から動くのがおすすめです。この方が希望に近い会社が見つかると思います。

どのような人生の選択をしようが人生はあっという間です。お爺さん・お婆さんになったときに、「あの時あの選択をしてよかったな」と思えるような後悔のない人生を歩みたいものですね。

今日は以上になります。この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

それではまた♪

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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