【永住!アメリカで一軒家を購入】~高金利の中、家を買うためPre-Approvalを取得!大事な不動産を守ろう!~

今日は、アメリカで家を購入する際に必要なPre-Approvalの取得について記事を書かせて頂きます。

以前、【資産運用】アメリカで家を買う~購入の流れ(概要)~という記事で、アメリカで家を買う際の大まかな流れを書かせて頂きましたので、全体の流れを確認したい方はこちらの記事もご覧ください。

それでは早速、ご覧ください。

目次

はじめに ~市場環境について~

まず、アメリカの不動産市場についてコメントさせてください。

2020年のコロナ禍以降、アメリカの不動産は急騰しました。厳密にいえば、2008年のリーマンショックで急落したあと、現在に至るまで上がり続けています。
アメリカは日本と異なり、人口が増え続けていますし、経済成長もし続けています。そのため、不動産価値というのは基本的には長期的にみると下がらないと言われています。

とはいえ・・・

さすがに今は上がりすぎではないか?というレベルまで高騰していて、地域差ありますが、大体2021年前半と比較し、2022年の市場相場は20~40%増と言われています。

このように不動産相場が上がりすぎて、且つ経済も超インフレのため、2022年に入ってから、アメリカFRB(中央銀行)は断続的に利上げをしており、その影響で住宅ローン金利も2022年10月現在で約6%越えとなっています。
日本の超低い住宅ローン金利に比べると6%というのは恐ろしい数字ですよね・・・

そのため、2022年9月頃から少しずつ、地域によっては不動産相場が下落し始めています。

この状況だけを見ると、「このタイミングで家を買うなんて頭おかしいのか?」と思われると思います。
但し、アメリカは賃貸も急騰しているので、結局買った方が安い可能性が高いです。
さらに、高金利は問題ですが、数年後に下がるのであればその時点でローン組み換えすれば、OKと私は考えています。
とはいえ、金利の影響をできる限り回避したいので、頭金は出せるだけ出します・・・笑

物件を本格的に内見開始する前にPre-Approval

まず、家を探して、「いい家あった!!!」という場合、アメリカでは仮押さえするためにはPre-Approvalというローン会社からの証明書が必要です。

このPre-Approvalというのは、要は「この人に、これだけのローンを貸し付けられます」という証明です。

このPre-Approvalが無いと、売り手側は「この人本当にお金払えるの?」「ローン組めるの?」となりますので、Pre-Approvalは必須です。

一般的にPre-Approvalを取得するには以下のような書類が必要です。
※但し、ローン会社によって異なりますので、ローン会社に詳細は確認お願い致します。

  • Pay Stab(2回分) →これは給与明細のことです。2回分を大体求められます。
  • W2(2年分) →これは年間所得証明書のようなもので勤務先が発行してくれます。
  • Bank Statement(銀行口座明細)
  • 賃貸契約書(現在賃貸にお住いの場合)

尚、住宅購入を検討している序盤で、まずは自分がどれくらい借りれそうかという確認や、不動産エージェント(ブローカー)と契約するときにはPre-Qualificationというのをローン会社からもらう必要があります。

このPre-Qualificationというのは、厳しい審査とかはなく、提出した給与明細や銀行口座情報などに基づいて、「だいたいこの人にはこれくらい貸せますね」というレターになります。
※このPre-Qualificationだけでは家は購入できませんが、ブローカーとの契約などに使えます。

住宅ローン会社

アメリカでは住宅ローンの会社はたくさんあります。

もちろん、Bank of AmericaやWells Fargoといったメガバンクも、住宅ローンサービスを展開していますし、住宅ローン専門会社というのもたくさんあります。
複数社とやり取りし、相見積もりを取って、金利や条件を比べてから購入されることを強くおすすめします。

住宅ローン専門会社の多くは、ローンを貸し付けてから1年くらいすると、大手のローン会社や銀行にそのローン契約を売るのが主流らしいです。もう、商流がわけわからないですね・・・

大事な家を守るために知っておくべきこと

そして、こちらは超重要です!!!

近年、アメリカや欧州で「家が勝手に売られてしまう」という事件が多発しています。
意味が分からないですよね・・・

つまり、私が購入して住んでいた家が、いつの間にか知らない人に購入されてしまい、家を出ていかなければならなくなるという事件です。そして、問題は自分が購入した時のローンはもちろん残ったままなので、家は追い出されたのにローンは払い続けなければいけないという、訳の分からない地獄に突き落とされます。

なぜこのようなことが起こるのか・・・というと、ネットなどから情報を盗み出し、勝手に売ってしまう悪い人たちがいるようです。そして、特にカリフォルニア州なんかで問題が大きくなっているようですが、訴訟しても明確に勝てるということでもない・・・というのが問題のようです。

そこで、最近ではHome Title Lockという、要は自分の家の不動産権利を守る、という保険が誕生しました。
この保険は$20/月くらいですので、そこまで高くはないと思います。
この保険に入れば万が一、自分の家が勝手に売られそうになっても守ることができる、というものです。

もはや訳がわかりませんが、現在このような事件が頻発しており、こういったHome Title Lockという保険があることは頭の片隅に入れておいて頂いてもいいかもしれません。

それではまた!!!

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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