こんにちは♪
今日は「日本人の労働時間」をテーマに記事を書かせて頂きます。
私は、これまで総合機械メーカーと総合商社で勤務をし、特に20代の時は寝る時間を削って働きまくっていました。
本当に仕事にすべてを捧げて、自己犠牲の生活をしていました。2~3か月に一度のペースで、過労により風邪をひいているような生活でした。。。
そんな私は家族とともに2022年に駐在中だった、アメリカで現地転職をして今後はアメリカで生きていくことを決意し、今は家族とアメリカで永住し、幸せな生活を送っています。
もちろん大変なこともありますが、家族との時間もできましたし、日本での膨大な業務量から解放され、とても幸福度が上がりました。
それでは早速、「日本人の労働時間」の記事を見ていきましょう!
日本人の労働時間
日本人の労働時間のイメージとして、「長時間労働」というイメージを日本人のみならず、世界中からこのようなイメージを持たれていると思います。
一方、OECDによる統計データによると、世界主要国の労働時間を国別にランキングした結果、日本の労働時間については世界22位です。
だたし、これには少しカラクリがあります。このデータは派遣社員などの時短労働者の労働時間も含まれています。
ではなぜ、「日本は長時間労働の国」というイメージを世界的に持たれているのでしょうか。
この答えは、「男性1人あたりの平均労働時間を見れば一目瞭然です。
「男性1人あたりの平均労働時間」で見ると、日本は世界1位です。
日本の労働環境
日本は、育児環境の問題などがあり、共働きが難しい(特に都心部)ことから、夫が会社員で妻がパート、時短派遣社員、、、というような家庭が多いです。
そのため、単に男性の労働時間だけでデータを見ると、日本は世界で断トツの長時間労働国になります。
なんとも不名誉な1位です。
働き方改革の影響
このように「長時間労働」の国となっている日本ですが、近年では働き方改革を政府が主導しており、大企業を中心に残業時間の制限を設けて、残業時間を減らす動きに出ています。
この「働き方改革」という動きは、労働時間を減らし、家族との時間などプライベートを充実させるという意味ではとてもいいことだと思います。
確かに私が新入社員だった10年ほど前と比べると、今の新入社員世代は「社畜のように働く」というケースは減っているように思います。
労働時間と生産性のジレンマ
「働き方改革」は労働時間を減らすという意味ではいいと思いますが、一つ日本としては大きな問題があると思います。
まず、日本企業というのは日本企業独特の習慣・企業文化(年功序列・終身雇用など)から、企業生産性が世界的にみて低いというのはデータが証明しています。
現に、日本企業の利益率は欧米企業と比べると常に低い状態です。
このように生産性の低い日本企業は、これまで「長時間労働」「サービス残業」により、低い生産性をカバーしてきたという一面があります。とても残念なことですが。。。
そのため、「働き方改革」だけが推進されていくと、生産性は向上しないまま、労働時間だけが減ることになりますので、そうすると国際競争力が損なわれる・・・という問題があります。
だからといって、「じゃあ、働き方改革を止めて、今後も長時間労働しようか」ということにはなりませんよね。。。
ですので、企業としては、働き方改革を進める一方で、年功序列などの生産性改善の足かせになっている企業文化を改善していかないといけないということは明らかだと思います。
私は長時間労働を善とは思いませんし、長時間労働は無くし、「生きるために働く」という生活にすべきだと思っているのですが、日本としては上述したように生産性を改善していかないと、今後グローバル競争で勝ち抜いていくことは難しい気がしています。
今日は以上になります!それではまた♪