【アメリカ駐在員 永住を決意】~アメリカに永住するということ~

みなさん、こんにちは。以前、【アメリカ駐在員 永住を決意】 ~半生を振り返る~#1という記事と
【アメリカ駐在員 永住を決意】 ~半生を振り返る~#2という記事を書かせて頂きました。

今回は、その続きのような記事になりますが、我々がどのようにしてアメリカ永住を決断したのか、また今後についても書かせて頂きます。

この記事は以下のような方におすすめの記事になります。

  • アメリカ移住を検討されている方
  • 駐在員から現地転職を検討されている方
  • 人生やり直したい!!と思っている方
  • これからの人生について今一度考えたい方
目次

妻との相談

毎日朝から夜中まで仕事をするという生活を東京にいるときも、アメリカ駐在してからも送っていた私は、「これでは仕事のために生きている。何より60歳や70歳になったときに人生を後悔する」と思い、「そうだ、アメリカで起業しよう」と決めました。

だいぶ割愛しましたが、私はエンジニアでもないため、アメリカ企業にいきなり就職することもビザの問題で難しい。
さらに、いきなりアメリカで起業するにしても実績がないとビザも取れない・・・ということで、まずは現地就職しつつ、起業することにしました。

そうと決めたら、まずはこれまで長年支え合ってきた妻に報告です。

実は数年前から妻には「アメリカで永住するのもありだね」という話をしていたのですが、妻からは「現実的ではないし、お金に困るようなことになったら子供たちが可哀そう」ということで却下されていました。

ただ、何度却下されてもめげないのが商社マンです。笑
改めて妻に人生プランを説明。さらに妻と計算し、生活に困らない条件の給与のところで現地就職するのであればOK(起業は妻名義の副業ベースで)ということでOKをもらいました。

妻もここ数年私が仕事で疲弊しているのを見ていたので、私のことを可哀そうと思ったのか、わかりませんが、理解してもらえました。

妻の了解を貰ってから、本格的に活動を始めた私を見て、妻は「なんか生き生きしてきたね。まだ仕事決まってないのに。笑」と少し喜んでくれていました。

やはり、アメリカ永住などの大きな決断の時、家族の反対を押し切るというのは個人的には極力避けたいです。あとで何かあったときに協力してもらえなかったり、「だから言ったじゃん!!」というように軋轢を生む可能性があります。
人生においての大きな決断の際は、奥さんやお子さんの了解は取っておきたいところです。

英語で生活するということ

アメリカで生活するということは、駐在・永住・留学に関わらず、英語を使います。

水漏れしても、家の契約でも、ケータイの契約も、車の修理も、病院も・・・何から何まで英語です。

たまに駐在員の方で、奥様が英語が全く話せず、これら諸々の対応すべて駐在員の旦那さんが対応しているという話も聞きます。そうなると、片方への負荷が大きく大変です。

ただ、我が家の場合、妻がアメリカ留学していたため、家のことは互いに分担して対応しています。
例えば、車の修理や水漏れは私が対応し、子供の病院や学校は妻が対応・・・というように。

妻が英語を話してくれるので、こういう面では非常に助かっていますし、恵まれていると感じます。

私も妻も留学していたとは言え、病院の問診を電話でされるときは地獄です。笑
「今からいう病気にかかったことあったら教えて」と言って、看護師さんが病名をスラスラ読み上げていきますが、毎度さっぱりわかりません。医療英語は地獄です。笑

子供たちの教育とアイデンティティ

私たち夫婦は2人の娘がいます。上の娘は生後半年ほどでアメリカに来て、次女はアメリカで生まれ、その後もずっとアメリカで暮らしています。

そのため、娘たちは日本人の顔をしていますが、同年代の日本に住む子供たちより日本語苦手ですし、かといって同年代のアメリカ人ほど英語が上手ではありません。だんだん小学校高学年・中学と進めば英語力は問題ないと思っています。

ただ、周りの友達の駐在員の子供たちが帰国していく中、自分たちはアメリカに住んでいて、日本という国から親が来たということで、自分のアイデンティティはどこにあるんだ、というアイデンティティ・クライシスがもう少しするとやってくるかもしれません。

アメリカが教育環境としてはすごくいいとは思っていますが、このアイデンティティの問題は日本で生まれ育った私にはわからない、子供たちの悩みになるんだと思っています。

商社を退職してみて

退職する際は上司などから、「お前はキャリアを捨てるのか」などと言われました。
でも、現地採用の給与で見ても、(駐在員は別として)日本で商社勤務するより給与高いですし、何より、無駄な上司のおじさんとの飲み会にも行かなくてもいいし、変態上司に連れられてキャバクラに行く必要もないので、それだけでもメリットの方が多いです。笑

アメリカで働いている間に、日本に帰ってからの満員電車や深夜までの仕事や、よくわからない飲み会などの生活が考えられなくなってしまったというのと、この先もそのような生活を暮らしておじさんになるまで働くのかと思うと、本当に嫌でした。そして、そんな嫌々な気持ちを持って仕事をしている姿を妻や子供に見せるのがもっと嫌でした。

やはり、コロナによって家族との時間が増えたことで、これまでの人生の振り返りと、これからの人生について考える時間ができたのはとても大きかったと思います。
人生、後悔をしないことは不可能です。ただ、できる限り後悔を少なく生きるため、家族と幸せに暮らすためにはどうしたらいいかを考える時間ができたことは非常によかったです。コロナが無ければ今もこれまでと同じ生活をしていたかもしれません。

今後も、これまでのことやこれからのこと、つらつらと記事にしていきます!!

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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