こんにちは♪
私は、アメリカで駐在中にアメリカ現地企業へ転職をしました。つまり、駐在中に会社を辞めた経験があります。
実際、駐在員という立場で会社を辞めるとなると、「怒られそう」「転職活動がばれたらすぐに帰国させられそう」という不安を抱えている人はたくさんいると思います。
私もそうでした。ただ、私の場合にはそのような恐怖よりもどうしてもアメリカで暮らし続けたい、という思いが強かった為、行動を起こし、今はアメリカで現地採用で仕事をして暮らしています。
今回は、アメリカ駐在員という立場から、現地転職をした私の経験から、駐在期間中に転職する場合に気を付けること、というテーマで記事を書かせて頂きます。
この記事はアメリカ現地転職という観点がメインになっておりますが、多くの方の参考になれば幸いです。
それでは早速見ていきましょう。
駐在員が転職で気を付けるポイント
転職活動は一年以上前から始めるべき
まず最初は、「転職活動は一年以上前から始めるべき」です。これは強くおすすめします。逆にアメリカ駐在任期満了まで一年を切った状態から活動を始めるといろいろと不都合もうまれますし、最悪のケースは転職先が見つからないというケースも多分にあります。
まず、アメリカ専用のパソナキャリアサイトなどで検索すると結構求人は出てきます。それをみて、「まー、こだわり過ぎなければどこか見つかるだろう」と考える人もいるかもしれません。
ただ、この油断が後々後悔することになります。
求人は結構ありますが、給与が合わなかったり、仕事内容が合わない場合もあります。さらに相性もあるのですんなり決まらないと思っていた方がいいです。
特に、日本の転職も同じかと思いますが、自信の能力うんぬんよりも合うのか合わないのか、またはその求人ポジションよりあなたが、ハイスペック過ぎても落ちる場合もあります。
また、アメリカという異国で生活することになるので、「とにかくアメリカで暮らし続けたい」という思いだけで焦って決めない方が良いです。焦って決めてしまい、就職先は見つかったけど、給与が低すぎて生活がきつい・・・とか、給与はそこそこあるけど、出張が多すぎて全然家に帰れない・・といった状況に陥っている私の友人がいます。
生活費とネット収入を理解する
まず、アメリカで現地採用として暮らしていくということは駐在員の時にもらっていたような、住宅手当・駐在員手当・(会社によっては)保険料・自動車手当などなどがなくなります。
そして、現地採用ですと、基本IRSへ年金を納めることになります。
また、アメリカは所得税が州税と連邦税がありますし、地域によって生活コストは異なりますので、仕事を探している地域の生活コストや税金を調べて、どのくらいの給与だとどれくらいの手取り額になって、月々どれくらい貯金に回せるのかな・・・という計算は転職活動前に絶対にしておくことをおすすめします。
この計算をしていくとわかるのが、カリフォルニアやニューヨークで生活することは非常に大変です。
エンジニア(ソフトエンジニア)ならまだしも、日系企業の営業職などでカリフォルニアやニューヨークで暮らすというのは至難の業です。。。
この計算をすることで、どの地域であれば最低このくらいの給与はないときつい、ということが理解できるのでこの計算結果で算出した、必要最小限の年収以上の求人を探す、という流れになります。
パッと見ると求人は結構ありますが、この計算をして最低必要年収がわかると、候補の求人が一気に減ります。。。これが現実です。
ですので、1年以上前からじっくり、希望の収入・業種の求人が出てくるのを待つというのが大事になってきます。
ビザの種類/会社規模に注意
以前、別の記事でも書きましたが、ビザの種類には注意が必要です。
Lビザの場合(転職者が取得するのは困難ですが)、アメリカ滞在期間に限度がありますし、その他ビザでもすんなりビザを出してくれるけど、実は低賃金だったり・・・という話もあります。
また、これは友人の経験談ですが、コンプライアンスがしっかりしている大き目の企業でビザサポートを受けるという流れをオススメします。(グリーンカードある方は話は別ですが)
友人は以前、小さい日系企業からビザサポートを受けていましたが、ビザサポートをしているという会社側の強い立場を利用して、かなりの長時間労働をさせられていました。
一方、大手企業の場合はコンプラや訴訟リスクもありますし、そもそも会社組織がある程度しっかりしているのでこのような犯罪めいたようなことはない(あるいは少ない)と思います。
内定から退職まで
内定を頂けたあと、ビザの手続きに入りますが、ここで大事なのが「いつ勤務先の企業に退職の旨を伝えるのか」です。
まず、ビザを申請してから取るまで順調にいっても書類作成~面接まで約3か月はかかります。そしてさらにビザ面接のために日本に一時帰国する、というのが一般的です。
従い、ビザ取得まで現職の企業に隠して動く、というのはほぼ無理だと思います。
私は、内定を頂き、ビザ申請作成を開始し、ビザ面接2か月前くらいに会社には伝えました。
これをしたため、急遽早期帰任!というような話にはならず、むしろ、もう少し長く入れないか?といった退職タイミングの交渉や、引き留め交渉がありました。
転職先の企業や、ビザ種類・申請方法などによって対応が異なってくると思いますので、現職に退職を伝えるタイミングは気をつけましょう!
また、私は現職にバレたくなかったので、エージェントには取引先含めて受ける会社を現職と関係のない企業、、、という点にこだわって受けました。
従い、面接もありましたが、私の時はすべての面接がウェブ面談だったので、相手先との時差も利用し、昼休みに面接になるようにできる限り調整してました。
今日は以上になります。また皆さまのお役に立つ情報があれば記事にさせて頂きます♪