アメリカ駐在タイムスの夫です(^ ^)
以前、駐在員としてアメリカに赴任した私たち家族がアメリカで転職し、
現地採用となった記事を書かせて頂きました。
前回は、主にどのようなサイトを活用し、どのような流れで選考を進んだのかについて、
書きました。今日はなぜ、アメリカで転職をしたのか?なぜ、駐在員から現地採用になろうと思ったのか?について、書きたいと思います。
就職から駐在までの生活
大学卒業後、就職し、私は東京、妻は名古屋で遠距離でした。(学生時代からの付き合いです)
学生時代から付き合っていたこともあり、社会人3年目には結婚したのですが、私の仕事が多忙で新婚生活といっても、一緒に晩御飯を食べた平日はほとんどなかったです。
夜中に家に帰っても、そこから仕事をし、深夜に寝る・・・という毎日。
また、海外出張なども多く、妻に会うのは週末という生活。
そして、子供ができてからも、その生活はほぼ変わらずでした。
日本のドラマなんかで、父親が仕事から帰り、テレビでプロ野球中継を見ながら缶ビールを飲むというステレオタイプの生活は送ったことがありませんでした。別に憧れていた訳でもないですが。笑
そんな毎日でしたので、大学卒業後はとにかく必死で働いてました。振り返ると、立派な社畜です。笑
でも、仕事は楽しかったので仕事が嫌で会社行きたくない、ということはなかったです。
(東京の満員電車はホント嫌でしたが・・・)
こんな暮らしをしていたところ、社会人8年目にアメリカ駐在の辞令を頂きました。
一時はアメリカ関連の仕事から離れていたので、駐在といっても別の地域かと思っていたのですごくうれしかったのを覚えてます。妻もアメリカ好きということもあり、一緒に喜びました。
駐在期間中(コロナ前)
アメリカ駐在後も仕事の忙しさは変わらず、基本家に帰るのは遅く、子供が寝たあとに帰宅・・・
そして、出張がとにかく多かったので、基本平日は家におらず、土曜の昼間に家に帰る、というような生活でした。
そのため、生後6か月でアメリカに来た子供は、まったく私に懐かず、週末家にいる知らない男の人、みたいな扱いでした。笑
こんな多忙な生活でしたが、妻も学生時代アメリカに留学していたため、言語の問題がなかったので、いろいろ一人で対応してもらえたのは大きかったです。
また、日本で働いているころからそうだったのですが、仕事が忙しすぎて、常に慢性的な睡眠不足と過労という状況だったので、半年に一回くらいの割合で、高熱を出して2日くらい寝込むことがありました。(疲れがたまりすぎると、人間はこうなるらしいです。笑)
駐在期間中(コロナ後)
そんな生活をしていた、2019年末。中国でコロナウイルスというものが流行し始めた、というニュースが出て、あっという間に世界に広がりました。
これにより、在宅勤務になり、かつ取引先なども対面の打ち合わせが禁止になったので家で仕事することになりました。子供も学校がなくなったので仕事に集中できないという問題はありました。
一方、昼ご飯は家族で毎日食べ、夜も5時になったら一旦仕事を中断し、子供とお風呂に入り、家族で夕食を食べてから、仕事に戻る・・・という生活になりました。
コロナになるまで、この家族との何気ない毎日がこんなに素晴らしいのかということに気づきてませんでしたが、世界を騒がせたコロナのおかげで私は家族との時間が取れました。
ニュース記事になってましたが、我々家族もコロナによる在宅勤務で価値観が変わった家族です。
これまでは、商社でこのまま働き、このアメリカ駐在を終えた後、日本に帰任。
その後、2-3年したら今度は別の国に駐在する・・・というような商社マン生活を描いていました。
ただ、コロナによる在宅で家族で夕ご飯を食べたり、子供とお風呂に入るなどの生活を経験したあとでは、これまで描いていたような商社マン生活の未来が空しく思えてしまいました。
そして、妻と相談した結果、今後も世界中を転々とするような商社マン生活を送るよりも、アメリカでこのまま家族みんなで生きていこう、ということになりました。
日本に戻るというのも少し考えましたが、アメリカの方が子供たちものびのび暮らせるし、教育もしっかりしているということ、また我々夫婦もいずれはアメリカで起業したい、という思いがあり、アメリカにとどまり、人生やり直すことにしました!!
人生は案外あっという間に終わるような気がします。自分が60歳になったときに満足のいく人生を送っているのかということを何度も自問自答し、結論としてアメリカで現地採用として働きつつ、妻と起業をしよう!と決めました。
まとめ
人それぞれ考え方や価値観が違いますので、いろんな生き方があってもちろんいいと思います。
我々夫婦も、残りの人生、自分たちはどうありたいのか、子供たちにどうなってほしいのかを話し合った結果、アメリカ永住という結論に至りました。
この記事をお読み頂いている皆様にも、悔いのない人生を送っていただければと祈念致します。
尚、駐在期間中に退職する旨を会社に伝えた際、「このキャリアを棒に振るのか?」、「永住なんて将来不安だぞ」、「起業なんて失敗したらどうするんだ」などなど言われましたが、すっぱり辞めました。笑
このあたりの内容はまた今度、記事にさせて頂きます!!