皆さん、こんにちは♪
私はこれまで総合機械メーカーと総合商社で勤務してきましたが、これまでの経験を通して、
私が思う、「こんな組織は離職率が高い=社員のモチベーションが低い」というのをテーマに記事を書かせて頂きます。
もし、私のこれまでのキャリア・人生の歩みに興味を持って頂けましたら、以下の記事も併せてご覧いただけると幸いです。
それでは早速記事の方をご覧ください♪
組織トップに逆らえない
崩壊した組織、そして離職率が高い組織の特徴として、「組織のトップに逆らえない」というものです。
但し、「組織のトップに逆らえない」環境は必ず、組織崩壊するのか、或いは離職率が高いのか、と言われるとそんなことはありません。いきなり矛盾する発言をお許しください。笑
例えば、現在は投資案件がうまくいかずに苦しんでいますが、ソフトバンクホールディングスの孫正義さん率いるソフトバンクグループはトップの力が強力ですが、崩壊した組織とまではいきません。
但し、よく言われますが、「担当者が間違っていても組織は崩壊しない。ただ、経営者・管理者が間違っていると組織は、組織崩壊する」と言われます。これはつまり、どんなに優秀な担当者が揃っていても、その意見をくみ取らず、自分が「これだ!」といったことだけやらせる人が組織のトップにいる場合、その人の判断が間違うとどんなに優秀な組織・チームであろうと、崖に向かって突き進みます。そして、その際、優秀な人材は感が良いので、泥船が沈む前に会社を去っていくのです。
また、恐らく大企業で起こるケースが多いパターンとして、私の経験談ですが、組織のトップがプライドの高い人で、自分のいうことに逆らう or 違う意見を主張する人間を嫌うタイプの場合、違う意見を持った人は大体飛ばされます。
そうすると、気づいたころにはその暴君のような組織のトップの周りに集まるのは、YESマンだけになり、そのトップの人が間違っていようといろんなどしません。
「泥船かな?」と内心思っても、黙って、笑顔で泥船に乗り込むような人だけが周りに揃います。
この状況を見て頂ければ、なぜこのような組織が崩壊し、そして、上述のようなYESマンばかりが揃っている管理者たちを見て、失望した若者が去っていくのかお分かりいただけると思います。
私がこれまで体験した中で最もひどかった組織は、上記のように暴君のような組織トップがいて、その周りにYESマンが集まり、そのYESマンたちは部下の前ではのけぞって偉そうにしている部署でした。約40名くらいいる部署でしたが、1年で10名近く人が辞めていきました。
自分でいうのも恥ずかしいですが、一応世間的には超大手企業と呼ばれる企業で、1つの組織で1/4が1年で転職してしまうというのはもはや異常です。それで、人事も部署に対して警告したりとしてましたが、抜本的な改革はされず・・・という感じでした。
このような組織は確実に崩壊します。
上下関係などの規則が厳しい
続いては、「上下関係が厳しい組織」です。社会人になると礼儀がどうのこうのと教えられると思いますが、正直教えられる礼儀のほとんどが、「そんなことやる必要あるの?」というものばかりです。
特にJTC(Japanese Traditional Company)ではいまだに、上下関係が厳しい部署があると思いますし、同じ会社の中でも職種や業態によって、さまざまかと思います。
例えば、どんな内容なのか?と言いますと、
ランチに上司とご飯を食べに行き、会計の時は別なので別々に支払いをするのですが、一番若手がレシートを持って、レジに行き、上司や先輩の後ろに並ぶ、というものです。わかりづらいかもしれませんが、若造がレシートを会計に持っていき、支払いは年が上の人からする・・・というものです。
また、よく聞くものとして(日本の作法と言われてますが)、会議室などでは偉い人が一番上座に座る、飲み会の時は若手が注文しやすい席に座り、上司・先輩のグラスが減ってきたら「次はどうされますか?」と聞く、というもの。
こういうルールが必要以上に徹底されている組織では、年齢を悪用する奴が横行します。
例えば、「お前、入社何年目だ。俺の方が先輩なんだからいうこと聞け」など、反論を年齢で押しつぶそうとする輩が出てきます。笑
私は小学校から高校まで野球をしていて、特に高校野球なんて、理不尽の塊のようなスポーツ(誤解しないでください、今でも高校野球は好きです。笑)ですから、当時から「なんなんだこれは」と思いながら、先輩と接していました。
そのため、少しは免疫がありましたのでこういった社会の理不尽さには割と衝撃も受けず(いや衝撃でしたが)に、過ごしましたが、それでもこのような上下関係が社内において強い場合、もはやビジネスの本質を見失っています。
ここまで訳のわからない礼儀などしなくても、ビジネス取れるでしょ?第一なんで社内でこんなに気を使わないといけないの?という思いしかないですよね。特に若い世代からしたら、意味不明な環境なので自分の成長のために転職していく気持ちはよく理解できます。
社内ルールが多い
続いては、「社内ルールが多い」です。ここで言う、社内ルールというのは人事や会社が決めている規範的なものではありません。
例えば、メールを打つとき、自分より偉い or 年配の人には「様」を付けるけど、管理職の人には「~課長殿」とつけて、間違っても「~課長様」とは書いてはいけない、とか・・・
社内同僚へのメールで「貴職」を使うとか・・・こういうものをここでは「社内ルール」としています。
もはや、これは会社の文化だと思いますが、こういったビジネスに結びつかないところでの社内ルールが多いというのは見栄えを気にしているだけで、まったく何も得るものはありません。
特に若い社員などは最初はなんかビジネスマンぽくってかっこいいとかいう人しますが、そういう人も半年もすれば、バカバカしいと思うようになります。本当に1ミリもビジネスに関係ないですし、たただた「なんかかっこいいビジネスしている感あるオレたちかっこよくね?」みたいな状況ですので、むしろ恥ずかしいです。もう、「~さん」でいいだろ、と思います。
大企業でも近年は、社内「~さん」でメールを発信する会社が増えてますが、病んでいる組織ほど、いまだに役職名を入れてメール打ったりしています。
社風は大事
あと、これは私の見解といいますが、経験から思うことですが、特に以前大企業だったが時代とともに廃れたorバブル崩壊で事業規模を縮小した・・・というような会社の場合、年配の方は事業縮小前の華やかな時代を知っている人たちが残っている場合が多くあります。
このような場合によくみられるのが、見栄っ張り・プライドが高い人が多い、というものです。
世間的には「あぁ、あの会社大きかったけど、今はだいぶ小さくなったね~」と言われるような会社に残っている年配の方は割と、過去の栄光にすがっていて、見栄っ張りというタイプが非常に多いと思います。
そして、そういう人が多いと、若手が辞めていく印象です。おそらく、そんな感じでズレていて、現実逃避して変わることのできない人たちに嫌気がさすのかと思います。
これは私がいろんな会社と付き合ってきて感じたことで、少し失礼ではありますが、経験から行くとやはり大企業だけど伸び悩んでいる or 大企業だったけど、今は事業縮小したという会社の年配の方にはこういうタイプは多いと思います。
今日は以上になります。それではまた!!!