総合商社:年代別で気を付けること・目指すこと~綱渡りのような出世競争を勝ち抜くために~

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こんにちは♪

今日は久々にビジネスに関する記事を書きます。
今でも就活生に大人気の総合商社。アメリカ現地採用となり、アメリカで家族とのんびり永住生活を満喫している私ですが、現地採用になるまでの私のキャリアは総合商社でした。

ということで、今日はそんな就活生に人気の総合商社をテーマに記事を書かせて頂きます。

そして、今回は、「総合商社でとことん出世を目指す為にすべきこと・すべきでないこと」をテーマに年代別で書かせて頂きます。とはいえ、総合商社と言っても各社の社風や人事制度の違いなどもありますので、あくまでも参考ということで読んで頂けますと幸いです♪

それでは見ていきましょう!

目次

20代でやるべきこと・気を付けること

やるべき事

  • 仕事はとことんやり切る
  • 仕事で分からないことがあるときは、先輩や上司に教えてもらう。
    特に最初の2-3年の内が聞きやすい時期(わからなくて当たり前なので)なのでとにかく聞いて、メモして、行動して覚える。
  • 色んな上司・先輩の働き方(資料の作り方・話し方などなど)をよく観察して、良いところはとことん真似る。
    慣れてきたら、自分なりに真似たことに改良を加える。
  • とにかく積極的に調整し続ける。失敗しても逃げずにやり切る。
  • 20代の内に、少なくとも1,2個は目立つような業績を残す。
  • 20代である昇格試験は大したことないので、しっかり勉強して1発で通過する。
  • 「俺は商社マンだぜ」みたいな態度はとらず、常にいつでも謙虚でいること。

気を付けること

・合コン三昧になる若手が多い。合コンは適度に参加してストレス発散・コミュニケーション能力向上するのも
 大事だが、自己啓発の時間がつぶれるほど、合コンすべきでない。
・酒は浴びるほど飲んでも、トラブル(社内外)になるようなことはしないこと。
・「人は環境に染まる」ということを肝に銘じ、自分のいる環境・付き合う先輩・後輩は選ぶこと。

30代でやるべきこと・気を付けること

やるべき事

・通常の仕事には慣れてきているので、少し俯瞰的な観点で仕事を行うよう心掛ける。
・組織の使い方(後輩・部下・業務委託先)をしっかり学び・実践し、使いこなせるようにする。
・セクハラ・パワハラに気を付ける(これやったら、もうこの先とことん上まではいけない)
・仕事はできるようになっている年代なので、玉突き人事などに巻き込まれても、腐らず、兎に角
 実績を作ることに集中する。
・付き合う上司を慎重に選ぶ(でも、漫勉なくうまく付き合う)
・常に自分よりも努力しているヤツがいると思って、とことん努力し、やり切る。
・とにかく社内外の方に謙虚に接し、思いやる。これにより仲間を増やす。
 ここからは自分のために働いてくれる仲間を作るのが大事。

気を付けること

・部署にもよるが、多くの人がこの年代では海外駐在経験済み or 経験中。
 仕事も一人で判断できることも増え、大体の問題は対処できるようになるが、それに安心して「あぐら」を
 かかないこと。
・出来の悪い後輩がいても、パワハラはしないこと。
・かわいい社員がいても、セクハラはしないこと。
・仕事が忙しくても、社内外の人に多忙による「焦り」を出さないこと。
・30代に入ると、この先も出世競争に残りそうなメンツと、脱落組が何となくわかってくるので、
 失敗が怖くて、20代よりも挑戦するのに腰が引けそうな時があるが、絶対に挑戦は止めず、
 大きな成果を取りに行くこと。但し、足を引っ張ってくるヤツや失敗には注意を払うこと。

40代でやるべきこと・気を付けること

さぁ、40代になっても出世競争に残っているあなたは、かなり優秀です。
30代までに大体、頑張ったけど成果が出せなかった人、仕事ができなかった人、問題を起こした人が脱落します。
さて、40代でやるべきこと・気を付けることを見ていきましょう。

やるべきこと

・出世街道の上司・先輩への対応は丁寧に。
・自己啓発は忘れずに。40代を過ぎてくると最新技術などに疎くなりがち。
・社内政治や根回しは丁寧に対応をすること。一つ間違えると上司から×を付けられかねない。
・自身が管理する部署で爆弾(大きなミス)がないか、常に気づけるような仕組みを作っておく。
・若手社員の生の悩みを聞いて、相談相手になる。でも友達になってはだめ。
・30代も同様だが、常に大事な数字は頭に入れておく。

気を付けること

・ここまでくると1つのミスが致命傷になるため、ミスを恐れるあまりマイクロマネジメントをしてしまいがちだが、
 マイクロマネジメントはしないこと。
・上司に媚びを売り過ぎて、若手・後輩からの信頼を失ってはいけない。
・判断に時間をかけてはいけない。このレベルになってくると、サクサク、素早く判断し、行動するライバルが
 うじゃうじゃいる。

最後に

私は30代後半で、総合商社を退職し、アメリカ現地採用になった身ですので、上述の40代の段落については、仲のいい先輩・上司からの話です。

40代超えてくると、ご覧の通り、地獄のような環境ですが、それでも生き残る人間がさらに上に行くわけです。。。

また、昔、尊敬する先輩社員から頂いた言葉を一つ。。。
「商社マンとは、ストーリーを作り、そのストーリーを演じるキャストや道具を用意して、自分のストーリーを実行する人間」である。

今日は以上になります。

少しでも皆さんのお役に立つ情報となれば幸いです♪
それではまた!

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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