【アメリカ vs. 日本 企業文化の違い】~アメリカと日本の企業文化の違いを徹底解説~その2

こんにちは♪

前回に続き、「アメリカ vs. 日本 企業文化の違い」をテーマに記事を書かせて頂きます。

アメリカで今後ビジネスをしたい!という方や現在アメリカに駐在している方など、いろんな方に役立つ記事になると思いますので是非ご覧ください。

それでは早速見ていきましょう!

目次

ワークライフバランス

まずは、アメリカ。
アメリカでは会社の一部の同僚と仲が良く、プライベートでも遊ぶ・・・ということはあります。
ただ、会社の多くの同僚と集団になって社外であったり・・というようなことはほぼありません。基本的に家族や友人との時間を大切にしていますし、お互いが家族・友人との時間を尊重しています。

一方の日本。
皆さんご存じの通り、日本は「ワークライフバランス」という言葉が普及しつつありますが、それでも、会社の飲み会や花見・・・といったように会社の同僚を家族のように扱うような企業文化・風習があります。
また、歓送迎会などなど職場外でのコミュニケーションの場が重要視される傾向にあります。
そのため、どうしても家族や友人との時間は削られてしまう傾向にあります。

若手のころは私も喜んで飲み会などに参加していましたが、結婚して、子供ができてからは「時間の有効活用」というのを痛感し、会社の飲み会ほど無駄なものはない・・・と考えるようになりました。
そもそも、会社の飲み会や花見などの勤務時間外のイベントは給与発生していないのに「なんであいつ来ないんだ、付き合い悪いな」という空気ができます。これは謎です。業務ならこのイベント時間分も給与上乗せしろ、と少し意地悪に考えてしまいます。笑

転職/勤続と退職年金制度

続いては、転職/勤続と退職年金制度についてです。

まずはアメリカ。
退職金制度が見直され、確定拠出年金(401k)が一般的に適用されています。
この確定拠出年金は勤務先が変わろうと、貯蓄・運用している年金を引き継ぎできるため、1つの会社にとどまり続けないと退職金が増えていかない、というようなことはないため、好条件・キャリアアップとなる転職先があれば、どんどん転職をしていく、というのがアメリカでの一般的な考え方となる。

一方の日本。
企業が個人の退職金を100%拠出します。そのため、勤続年数が長ければ長いほどより多くの退職金がもらえることから、日本では1つの会社で働き続けることが経済的なメリットとなる。そのため、転職をする際のデメリットとして、人生トータルで見た場合の退職金が減ってしまう、というケースがある。

アメリカの確定拠出年金は個人が自分の給与から一部を拠出して、資産運用しながら貯めていく、というシステムなのですが、アメリカ企業の多くは「マッチング」という福利厚生を用意している企業が多くあります。これは例えば、「あなたの給与の最大6%までマッチングしますよ」という場合、あなたが給与の6%を確定拠出年金に回す、と決めれば、企業側が追加で6%を上乗せしてくれる、というものです。つまり、結果的に12%貯蓄することになります。ただ、これは「マッチング」なので、あなたが3%だけ確定拠出年金に回そう、と決めれば、最大マッチングが6%だとしても企業側も3%の上乗せしか出してくれません。
ただ、このマッチングをフル活用すると、要は年収が6%アップするようなものなので最大限活用する人が多いのが現実です。

組織の体制

続いては、組織の体制についてです。

アメリカは、時間をフレキシブルに決められ、在宅ワークもOKというような仕事もある。
オフィス内では個々のスペースがパーティションで区切られていて、一人ひとりに広いスペースが用意されている。

一方の日本。
勤務時間は大体決められており、コロナを機に在宅ワークを許容する企業が出てき始めている。
オフィスは基本的に学校のように組織のトップ(課なら課長)のデスクがあり、そこに並ぶ形で課員がデスクを構えている。また、日本ではグループとして機能すべき、という考え方から個人スペースを作る壁や通路などは作られていない。

アメリカは個々がパフォーマンスを発揮しやすいよう、できる限り個人スペースが充実し、働きやすい環境にされています。一方の日本は、個々のパフォーマンスというよりも、「組織としてのパフォーマンス」を重視しますので、課長が全員に目が行き届くように、周りの人間が助け合えるように、という前提のオフィス配置になっています。

会議の形態

続いて、会議の形態です。

まずはアメリカ。
アメリカは電話、メール、Skype、Teams、Zoomなどがごく一般的に用いられている。(コロナ前から)
ただ、人間関係の構築という観点では、顔を合わせて話をすることの重要性は日本と同じである。
但し、なんでも間でも「とにかく会いに行って話をしたい」という日本の古い営業スタイルの場合、「なんでこんなどうでもいい話で直接会って話さないといけないの?」と思う顧客もいることは事実。

一方の日本。
コロナにより日本でもテレビ電話などの活用が急速に進んだが、それでも現在でも日本の年配の方を中心に「実際に会って話をすること」が礼儀として重んじられているという状態には変わりはない。

「とにかくお客に会ってこい」「お客と酒飲んで商売を取ってこい」という高度経済成長時代から脳みそが進化していない日本人サラリーマンがたまにいますが、これは見ていてつらいです。笑

今日は以上になります。ではまた♪

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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