【アメリカ vs. 日本 企業文化の違い】~アメリカと日本の企業文化の違いを徹底解説~その1

こんにちは♪

私がこれまでアメリカで6年働いてきた中で、感じた日本とアメリカの企業文化の違いについて今日は記事にさせて頂きます。

アメリカで働く永住組の皆様、駐在員の皆様には共感いただける内容と思いますが、是非ご覧ください。
これからアメリカで仕事をしたい!!日本で働いているけどアメリカ企業と取引する、というような方の参考になれば幸いです。

それでは早速見ていきましょう!

目次

コミュニケーションとチーム構成

まず、コミュニケーションとチーム構成について。

まずは、アメリカ。

アメリカはご存じの通り、複数の国籍や文化が入り混じっている他民族国家です。
中国やインドも他民族国家の代表ですが、このような他民族国家の特徴として、多様性の中から様々な視点の考え方が生まれます。そのような中でコミュニケーションを図ろうとすると、どうしても個人の主張・発信力が無ければ意見が通らないということがあります。
そのため、日本のような単民族国家と比べると、どうしても主張が大事になってきます。
このような背景から、マイナス要素としては意見がまとまりにくいときがある、、、というところでしょうか。

一方の日本。日本は単民族国家です。
近年では海外の人材を採用している企業もありますが、それでも大多数の従業員は日本人という会社がほとんどです。
このように単民族が多くを占める組織になると、文化や価値観の共有が容易であることから、「空気を読む」「あうんの呼吸」というような文化が生まれます。
一方、このような「空気を読む」「あうんの呼吸」というのは「馴れ合い」や「保守的行動・考え」に結びつくことがあり、マイナスに働く時があります。

私は「空気を読む」「あうんの呼吸」といったことが嫌いなので、日本を出てしまったというのもあります。もちろん、空気を読んだり、あうんの呼吸が功を奏するときもありますが、上述したように馴れ合いになってしまうと、組織全体の生産性低下に繋がりますね。

意思決定のスピード

続いては、意思決定のスピードです。

まずはアメリカ。
みなさん何となく聞いたことはあると思いますが、アメリカ企業の意思決定スピードは日本企業と比べるとめちゃくちゃ早いです。

アメリカの場合、上司が部下に責任を持って、権限委譲するため、迅速な意思決定ができます。そのため、部下にもリーダーシップや決断力が求められるため、全員が主体的に働く環境があります。一方、このようにどんどん部下に任せるので問題が発生するケースもあります。

続いては、日本企業。
みなさん、何となくご存じかと思いますが、日本企業の意思決定スピードは遅いです。
日本企業のため、アメリカのように権限移譲して、意思決定するというよりも、役職を追って意思決定がされるため、
例えば、担当→グループリーダー→課長→部長→部門長・・・というように役職者全員が目を通し、承認をします。
そのため、意思決定スピードが非常に遅くなります。
一方、細部にまで注意が払われるため、ミスは少ない傾向になりますので、信頼は保たれます。

日本企業の場合、このように意思決定者が多数になることから、細部にまで目がいき、ミスが減るというメリットはありますが、この多数の意思決定者で回覧するための多数のミーティングや書類準備が発生しますので、こういった目に見えづらいコスト・時間というのが発生しているため、日本企業の生産性低下が起こっていると言われています。

結果と過程の評価

続いて、「結果と過程の評価」についてご説明します。

まずはアメリカ企業。
アメリカ企業では投資対効果(ROI)または最終的な結果を評価します。「結果がすべて」というやつです。
そのため、日本企業と比べるとそこに至る過程は軽視される傾向があるため、プロセス構築に関しては時間やお金を使わない傾向があります。

一方、日本企業。
日本企業もROIや結果ももちろん評価されます。但し、結果だけでなく、「過程」も重要視される傾向があります。
「プロセス構築」というものに時間とお金を使う傾向があります。
そのため、良いより結果を生む可能性も高くなりますが、一方でプロセス構築に時間を費やしすぎて、タイミングを逃す、ということもあります。

アメリカ企業はどちらかといえば、「走りながら考える」そして、とにかく1位でゴールしたい、という考えです。日本企業ももちろん1位でゴールするために走るのですが、走り方やペースなどじっくり練ってから走り始めたい、というところでしょうか。

今日は以上になりますが、まだまだ日本企業とアメリカ企業の文化・組織の違いはありますので、また次回ご紹介させて頂きます♪

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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