【日本の同調圧力とは!?】~同調圧力は日本を良くするのか~

こんにちは♪

今日は日本でよく言われる、「同調圧力」についての記事を書かせて頂きます。

私は日本の同調圧力が本当に嫌でアメリカに移住を決意した理由の一つでもあります。

この記事では、日本の同調圧力とは何か、そして同調圧力の何が問題なのか?という視点で記事を書かせて頂きます。

それでは早速見ていきましょう!

目次

同調圧力とは!?

同調圧力は、少数意見を持つ人がいる場合に、多数意見に合わせるよう暗黙のうちに強制するという意味合いになります。会社や学校などさまざまな集団の中で起こる、心理的な圧力のことを同調圧力と呼ぶことが多いと思います。例えば、仕事では他の人とは異なる意見を言いづらい雰囲気や、仕事が終わったのに周りの人が残業しているので自分ひとりだけ帰りづらい・・・といったものを同調圧力の代表例として使う場合があります。

否定的な意味で使われることが多いですが、必ずしもそんなことはありません。同調圧力が適量の場合にはメリットもあります。お互いに周囲に合わせようとすることで、チームワークが良くなり、「みんなが頑張っているので自分も頑張ろう」というようなマインドが生まれて、結果、相乗効果が得られる場合があります。

ただ、日本企業で働いている or 働いたことがある人で、「日本企業しんどいわ」と思っている方の多くは、この日本の同調圧力をデメリットとしてとらえている人が多いと思います。私もその一人です。

なぜ、日本の同調圧力は行き過ぎているのか

これまで同調圧力で失敗した例というのは多く存在します。

例えば、太平洋戦争時の日本軍(大本営)もその一つと言われています。明らかにおかしい作戦であっても、周りの雰囲気から自分の意見はあまり言わない・・・といったことで一部の日本軍は誤った作戦に没頭したと言われています。

また、近代で言えば、東芝の倒産(分社化)です。あの巨大企業だった東芝が業績の「チャレンジ」というスローガンのもと、目標達成をしなければ上司に報告できない!!絶対に目標を達成しないといけないんだ!という思いのみで誤った不正会計を続けた結果会社が崩壊しました。
この1例は、太平洋戦争時の日本軍と同じような印象を受けます。今も昔も上司にはモノ申せず、おかしいと思ってもその行為を繰り返し続けてしまった、、、というものです。

また、もっと最近の例で言うと、「スシロー事件」があります。
これは岐阜県の高校生が回転寿司チェーンのスシローで、回っているお寿司を口で舐めた指で触ったり、湯飲み茶わんを舐めたり、しょうゆを舐めたり・・・という行為をして、インスタグラムに投稿。そして大炎上して、スシローから訴訟されるという騒ぎになりました。
ちなみにスシローはこの動画が世界で拡散されたことで株価が下落し、数日で160億円程度企業価値を下げています。

このスシロー問題はもちろん、容疑者の高校生が悪いことは間違いありません。しっかりと日本の法律に則って裁かれるべきです。但し、問題はこの問題を起こした直後から、SNSなどで少年やその家族への誹謗中傷や個人情報が出回ったりと、まるで日本国民が一丸となって、この少年とその家族を叩きのめしているように思えます。
これも一種の同調圧力で、おかしなことをしたヤツはとことん叩きのめす、という少し日本人の怖い一面を見ている気がします。

スシロー事件は少し特異な話ですが、太平洋戦争時の日本軍と東芝の崩壊という話は通じるところが多く、戦後80年経っても日本人の本質というのは変わっておらず、今でも同調圧力という目に見えない空気のようなものに突き動かされて、間違ったことを当たり前のように行ってしまうのだなと感じます。
これは非常に大きな問題で、日本人一人ひとりがこの同調圧力の過度な影響について見直していくべきだと思います。

同調圧力が益々強まる日本

元々、日本は「和」を重んじる文化・考え方があり、他人との衝突を回避する術として、同調というものがありましたが、これが習慣のような空気のような存在として日本に定着していきました。

コロナが始まり、日本は同調圧力が益々強くなっているように思います。
特に、マスクを着けていない人をやり玉に挙げて全員で叩いてみたり、市町村ごとの感染者数をニュースで毎日公表し、感染者が多い市町村を叩いてみたり・・・ともはや同調圧力が暴力になっています。

ここまで来てしまうともはや住みづらいのですが、そんなことはないでしょうか。。。

同調圧力に負けない

人間は全員が全員強いわけではないので、一人で同調圧力に私は負けない!といったところで、その人が浮いて、叩かれるのは目に見えています。

ですので、日本の若い世代の一人ひとりが少しずつ全員で、過度な同調圧力というものをなくしていくようなムーブメントを起こすしかないかなと思います。
アメリカに移住した私が言うのもおかしいですが・・・

老若男女問わず、アメリカに移住した日本人の方々と話をすると多くの人が「日本はなんか住みづらくなっちゃったな。息苦しいわ」と言います。私もそう思います。こういう思いの人が増えて、どんどん海外移住する人が増えていくというのは国家として悲しいことですね。

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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