こんにちは♪
今日は「総合商社の事業投資」を勘違いしている、をテーマに記事を書かせて頂きます。
商社に興味のない方からしたら、「は?」というテーマですが、これから就活・転職で総合商社を検討されている方には参考になれば幸いです。
それでは早速見ていきましょう。
総合商社
まずは簡単に総合商社とは!?について簡単に解説します。
総合商社とは、「カップラーメンからロケットまで」と言われるように多岐に渡る事業を展開している商社になります。鉱山開発、航空宇宙事業、カップラーメンや冷凍食品の開発、繊維・アパレルの取り扱い、コンビニ経営、油田、造船、航空機リースなどなど、いろんな事業を展開しています。
総合商社とは以下の7社が7大商社として、一般的には上げられます。
- 三菱商事
- 伊藤忠商事
- 三井物産
- 住友商事
- 丸紅
- 双日
- 豊田通商
「カップラーメンからロケットまで」を取り扱う総合商社ですが、近年ではトレーディングではなく、事業会社(子会社)が得た利益を配当でもらうことで儲けているというのがビジネスモデルです。(すごく簡単に言うとこうなります)
総合商社の事業投資
上記で説明した通り、総合商社も近年では投資を積極的に行っていますので、就活生からしたら、「投資して投資先の事業経営をして、配当金で儲ける総合商社ビジネスを自分もやってみたい!!」と思う方が実際多く、これに憧れて入社してくる人ばかりです。
もちろん、ざっくり言えばその通りなのですが、現実は少し違います。
上記だけ聞くとまだ、「かっこいいじゃん」と思うかもしれません。でも冷静に考えてみてください。出資した企業というのは大体小~中規模の会社がほとんどです。そこに送り込まれて、営業活動をするわけですから、総合商社の看板を背負っているとはいえ、実際やることは、泥の中を這いつくばるような毎日です。
「事業投資=キラキラ」というのは表面的な話で、それを成功させるためには日々の仕事の99%は泥水を飲むような仕事であることは就活生も理解してほしいです。
また、特に「総合商社入ったら、バリバリ働いてやる!!」と思っている人にほど理解して頂きたいですが、
総合商社にはご存じの通り、社員はゴロゴロいます。
ですので、現実的には入社後、大きな歯車の1部になりますので、大きなプロジェクトに関与しても自分が担当する部分は一部であることが多いです。(特に若手のうちは)
これに幻滅して、入社して数年で辞めていく人も一定数います。こういう辞めていく方たちはスタートアップやコンサルなどに行くパターンが多いです。
また、出世は常にチャンスがあるわけではなく、上の人たちから昇格試験で指名されて、昇格試験を受けていくイメージです。昇格試験も何回か落ちたりするとその後は二度とチャンスが来なくなりますので、早ければ30歳半ばで自分のキャリアが頭打ちになる人も出てきます。
さて、今日は少し総合商社を目指す方に対しては悲観的な記事になりましたが、キラキラした表面的の印象の陰で実は大変なことが多いという点をわかっていただきたく記事にしてみました。
これから就職・転職で総合商社を目指す方のご参考になれば幸いです♪
それではまた!!