【転職のメリット】~商社マンが転職を通して感じたメリット~

私はこれまで2回転職をしました。

最初の転職は27歳の時に総合機械メーカーから商社へ転職。
そして37歳になって商社からアメリカで転職し、現地採用になりました。

今日は、人生2回の転職を通じて感じた転職することのメリットについて記事にしたいと思います。

ちなみに・・・
アメリカで駐在員から現地採用へ切り替えたことは少し特殊な経験談ではありますが、ご興味がある方は以下の記事も併せて読んでいただけると幸いです。

さて、今回は転職のメリットについて、経験談から記事を書きたいと思います。

目次

自分の市場価値

日ごろから自分が働いている会社で、自分はどの程度評価されているのかな?という点については、相当鈍感な人でない限り、ほとんどの人はわかっていると思います。

一方、今の会社ではこういう評価だけど、他社に行ったらどうなのかな?という点になると全員わかりません。

私もそうでした。

そして、初めて転職して別の会社で働いてみると、自分がどのくらいのレベルなのか、、、というのが見えてきます。
人によっては「あ、世の中どこの会社も案外大したことないな」と思う方もいるかもしれませんし、「うわー、他社はレベル高いな~」と感じるかもしれません。

ただ、東芝の経営が傾いて大量リストラする時代です。
この先、サラリーマン人生がどうなるかなんて誰にもわかりません。そういう意味で、一度転職をして、自分の市場価値を確認しておくことは、今後の人生において有益でしかないと私は思っています。

もちろん、転職先で人間関係を一から築かないといけないとか、社内システムを一から覚えないといけないとかありますが、それを差し引いても転職して自分の市場価値を知る、ということは今後の人生において非常に重要になると思います。

仕事が面白い

まず最初に、これは私の悪いところかもしれませんが、私は仕事に慣れてくるとワクワク感が得られなくなり、つまらないと感じてしまいます。

そして、「残り何十年もこんな感じの仕事をするのか」と考えると急に人生が空しくなってしまい、転職をした、という一面があります。(もちろん、これだけが理由ではないですが)

そのため、転職をすると、ロールプレイングゲームで言えば、レベル0からスタートしなければならず、大変な面も多いのですが、それでもワクワクできるのが非常に楽しいと感じます。

これはやや癖の強い意見なのであまり皆さんには共感いただけないかもしれません。笑

変に染まらない

やはり、新卒依頼ずっと同じ会社で働いている方は、どうしても「会社の常識が世間の常識」になってしまいがちですし、その働いている会社がすべてになってしまいます。

一方、転職先で働き始めるとそういった「会社の常識」やその会社の仕事の仕方というものを少し距離を置いてみることができます。「今までこういう風に仕事してたけど、この会社はこういうやり方なんだ」などなど考えるだけでものの見方・考え方が深まりますし、冷静に物事を見れます。

また、いい意味で転職先への忠誠心というものはさほど高くないため、常に冷静にものごとを考えられる点はいいと思います。どうしても、新卒でずっと同じ会社で働いていると、「うちの会社はすごいんだ!」「俺の仕事はかっこいいんだ!」というように盲目的に考えてしまう人もチラホラいます。

このように会社に染まらないことで、物事の本質やものの見方・考え方というのが磨かれると思います。(私はそう思っています)

人生の選択を広げる

これは転職そのものがどういいのか、というよりは、転職というものに無条件で抵抗を持っているのであればその抵抗は捨てた方がいいと思います。

例えば、今働いている会社が激務で家族との時間が作れない・・・とか、
自分の仕事が忙しすぎて妻が働けず、妻のキャリアが・・・ですとか、家庭それぞれいろんな悩みがあると思います。

あるいは、子供が引きこもりになってしまった・・・とか。

人生いろんなことが起きますが、そんな時に自身が今の仕事にさえ拘らなければ、郊外でリモートワークOKな会社を探したり、田舎の方にある企業に転職して、子供の環境を変えてあげる、などいろんな選択ができます。

そして、サラリーマンである以上、どこの会社で働こうとそんなに大きな違いはないと個人的には思っています。

結局、高給取りの仕事についたところで、生活水準を上げまくって、全然貯金たまらない人もいますし、一方で、高給ではないけど夫婦共働きで幸せに暮らしていたり、田舎でのんびり暮らしているのが幸せな方だっています。
そういう意味で、今の仕事・会社にこだわらず、自分、そして家族の人生として考えたときに必要であれば転職をする、という軽いフットワークは今後より一層必要になってくると思います。

余談

転職に対してそこまで抵抗を持つ必要は一切ないと思います。

但し、転職をすると決めたら、自分の中で譲れない部分(給与とか地域、勤務時間などなど)を決めて、その中でじっくり転職先を探すのがいいと思います。
現代、ネットで「転職会議」と呼ばれるサイトのように、各企業の社風などいろんな情報が載っています。転職してからの後悔を減らすためにはこれらのことはしっかり調査することをオススメします。

そして何より、自己分析には時間をかけてください。自分はこれまでどういう人生を送ってきて、これからどういう人生を送りたいのか。そして、自分はどういう人間なのか、、という点はトコトン考えた方がいいです。

みなさん、毎日忙しすぎて自己分析などしていないと思います。転職という機会を使い、是非、自分がどんな人間で、今後の人生どうしていきたいのか、という点はじっくり考えてください。
みなさんの人生が少しでも幸せなものになることを願っています。

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この記事を書いた人

17年12月よりイリノイ州駐在

【夫】

長野出身、アメリカ在住

30代 田舎育ちで、田舎を抜け出し、結果田舎が好きになった男

趣味: 野球、旅行、映画鑑賞、読書

学生時代は野球に没頭。商社マンに憧れて、総合商社へ入社し、社畜となる。

マネタイズを考えているときが一番幸せ。

老後はカリフォルニアのオレンジカウンティでのんびり過ごすこと。

日々の気づきや、アメリカ生活に役立つ情報をお届けしていきます。


【妻】

愛知出身、アメリカ在住

30代 娘2人(4歳、0歳)、犬1匹(ミニチュアシュナウザー)

元旅行代理店総合職、結婚を機に退職し、現在は専業主婦

趣味:旅行、映画、ドラマ鑑賞、キャンプ

好きなことは食べること、旅行に行くこと。

2年前からキャンプをはじめてドはまり中。今シーズンもできるだけたくさん行きたい!

駐在妻のリアルな日常をブログに書いていきたいと思います。

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